「通信制高校への入学を考えているけど、後悔してしまわないか不安、、、。」
という方は多いと思います。
そんな通信制高校への転入、編入を考えている人へむけて、私が通信制高校に入って後悔したことをまとめました。
ぜひ、通信制高校へ入学する前の判断材料として参考になれば幸いです。
ただ本題に入る前に一つ注意です。
私は通信制高校に転入し、高校生活を送ったという事実そのものに関しては一切後悔していません。
今からお話しすることは、そんな通信制高校での生活の中で全日制高校から転入した私が「もう少しこうであればな、、、」と感じたことです。
私自身、通信制高校そのものに関しては肯定派ですのでその点にはご了承ください。
目次
1.友達ができにくい
皆さんうすうす勘づいているかもしれませんが、はっきり言って普通に通信制高校に通いながら友達を作るのは至難の業だといえます。
というのも、通信制高校はクラスのようなものがなく一人一人カリキュラムが違う上に、みんな何かしらの事情を抱えて通信制高校に来ているという暗黙の了解のような雰囲気が漂っているからです。
スクーリングの際には学校へ来て教室へ行き、私語厳禁の授業を受け、帰る。
そういったサイクルなので、友達を作ってお話しするといった行為自体のハードルが非常に高いです。
私は通信制高校では一人も友達ができませんでした。
特に人見知りでもなかったので授業後に少しお話したり、体育などのグループワークでグループになった人と楽しく話すこともありました。
しかし連絡先を交換したりだとか、放課後や休日に遊びに出かけたりといったようなことは通信制高校に転入してから2年間、一切ありませんでした。
私自身、通信制高校に入学してから大学受験のためにずっと一人で勉強していたので、むしろその環境が良かったのかもしれないとも思います。
しかし今では全く友達を作らなかったことに少し後悔しています。
というのも、通信制高校自体が少し特殊な環境ということもあって、それを共有できる友人というものは一人でも多くいたほうが将来楽しいと思うからですね笑
友達を作るのが苦手な人や、人間関係に疲れてしまって通信制高校に来た人などにとっては逆に非常に居心地の良い場所であることは間違いありません。
解決策①:バイトを始める
通信制高校以外の他のコミュニティに所属していない人はとりあえずバイトを始めてみましょう。
通信制高校で友達が作りにくい理由は先ほども述べた通り、「友達と一緒に過ごす時間が少ないカリキュラムだから」です。
バイトを始めれば、
・働いてお金を稼ぐという経験を得られる
・働くことによるスキルを得られる
・お金が増える
というメリットがあります。
どちらにせよ通信制高校で友達が作りにくいという事実は代わりませんので、通信制高校の時間の多さという最大の強みを生かしてバイト先での生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
特に飲食店は同年代のバイト仲間も多く、友達ができやすいのでおススメです◎
解決策②:部活動に入る
通信制高校にも部活動や同好会といった団体がある場合があります。
私が通っていた通信制高校には、軽音部や美術部、バレーボール部や野球部など、一通りの部活動はそろっていました。
そういった団体に所属すれば、全日制の高校と同じように部活動の仲間ができます。
忙しくはなってしまいますが、そもそも通信制高校では自分で自由に使える時間が有り余ってしまうのでそういった活動に集中してみるのも一つの手です。
2.世間の目が気になる
「通信制高校に通っています」というと、やはり周りの人は少し難しそうな顔をします。
そういった疑問がたとえ解消できるものであったとしても、いちいち人に経緯を説明するのも面倒ですし、ストレスになってしまいます。
特に全日制高校から転入した人は、前の高校の友人や中学からの友人などからどう思われているのかを気にしてしまうあまり、疎遠になってしまう人も多いと思います。(私もそうでした。)
また、受験や就活、バイトなどの面接で通信制高校出身だと「なんで通信制高校に通っているの?」と聞かれることも少なくありませんし、実際全日制高校と比べて不利になるという事実もあります。
解決策①:旧友とはこちらから連絡を取る
中学や前の高校からの友達はとにかく大切にした方が良いです。
しかし、向こうからしてみれば通信制高校に通っているという怪しさから、
「あいつ通信制高校に行ってるらしいけど何かあったのかな?連絡しない方がいいか」
となってしまいがちです。(経験談)
ですから、友達とは疎遠にならず、自分から積極的にコミュニケーションをとると良いと思います◎
合う時間は減っちゃうけど今まで通り遊ぼうね!
くらいの感覚で連絡を取っておいた方が後悔しないように思います。
私も大学受験が終わってから前の高校の友達と連絡を取りましたが、その時に
「連絡とっていいのかわからんかった、なんやもっと高校時代遊んどけばよかった~」
といわれました笑
これに関しては一切こちらから連絡を取らなかったことに関して少し後悔しています、、、。
解決策②:面接では通信制高校であることに誇りを持つ
就活などの面接において、通信制高校であることを突っ込まれてしまうとかなり面倒です。
そういったときは、
→通信制高校で成長できたこと(精神的に自立できたこと)
→現在は挫折を克服していること(通信制でよかった)
という構成で文章を組み立ててみましょう。
自分が選んだ道に関して自信をもって説明できれば、通信制高校出身であることに関するマイナスイメージをある程度は払拭することができます。
むしろ普通に全日制に通学している人たちよりも特殊な人生を歩んできているので、その過程で得られたものが就活などで役に立つ場合もあります。
通信制高校出身であることに関して引け目を感じず、むしろプラスに変えてしまうような心持ちでいましょう!
3.大学進学に関して不安がある
通信制高校では高校卒業の資格を取ることが第一に考えられたカリキュラムなので、教科書の内容ですら3割程度しか学習しません。
また、一般的に多くの高校生が躓く数学や物理、化学といった授業は必要最低限しか学習しないようにカリキュラムが組まれているところが多いため、理系に進むのはかなり難易度が高いです。
私は理系として国立の大学に一般入試で合格しましたが、特に物理と数学Ⅲの内容が学校では一切触れられずに大変だったことは当時後悔しました。
理系の学習がどのくらいできるのか事前に調べておいた方が良かったです、、、。
私が通信制高校から理系大学生になるまでのお話はこちら↓

そのため、大学進学をしようと思うと自分でかなりの量を独学しなければならず、当然全日制高校に比べると難しいです。
解決策①:進学サポートが充実している通信制高校を選ぶ
まずは通信制高校に入る前に、大学進学をするのか否かについてしっかりと吟味し、進学のサポートが豊富な通信制高校を選択しましょう。
通信制高校によっては特進クラスのような進学専用のコースを設けている場合もあります。
もしも大学進学するかもしれないと少しでも感じているのなら、そういった情報をしっかりと調べてから通信制高校を選択してみましょう。
私は通信制高校の進学サポートは一切使いませんでしたが、入るときにはもしかしたら進学コースに行くかもしれないなと思い、進学コースにいつでも変更できる学校を選びました。
その他の通信制高校の選び方に関する記事も書いていますので是非参考にして下さい。

解決策②:塾や予備校、独学で勉強する
もしもあなたが本気で大学へ進学したいと考えているなら、通信制高校の有無は関係なく、ある程度自分で計画を立てて勉強できなければいけません。
また進学校とは違って、通信制高校で学んだ知識のみで大学進学することはほぼ不可能ですから、特にたくさんある自由時間をどう過ごすのかしっかりと計画を立てつつ自分を律する必要があります。
そういったことが厳しそうなら思い切って塾や予備校に通いましょう。
私は通信制高校に入学したときからスタディサプリをずっと使い続け、自分でひたすら学習していました。そういった独学ベースの学習もおススメです◎

まとめ
通信制高校は非常に自由な場所で、のびのびと自分の好きなことをすることができます。
しかし一方で全日制高校とは違うといった世間の目や、友達作りに関しては難しいことがほとんどです。
そういった私の後悔が、これから通信制高校に通う人たちの参考になればと思います。