国語の記述力を上げる勉強法

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勉強法

こんにちは、勉強大好き大学生のあーとんといいます。

現在、家庭教師のバイトで受験生の国語を見ているのですが、そこで私が教えている「記述の点数が上がる考え方」についてお話したいと思います。

「記述力が上がらない…。」
「自信満々に書いた回答が間違っていてどうしたらいいかわからない…。」
「勉強しても自分で採点してあっているか不安…。」

そういった悩みを持つ学生(小、中、高生)を対象に記事を書いています。

今日はたった一つのことを意識するだけで、記述問題の点数が上がる方法を紹介していきます。

それでは見ていきましょう。



なぜ記述力が上がらないのか

記述力が上がらない最大の原因は、「勉強がしづらい」ということです。

例えば、問題集の問題を解いて解説を読んだとしても、算数や数学と違ってテストで偶然その問題が出る確率はほとんど0に近いでしょう。
また、記述が苦手な人は自分の解答があっているのか間違っているかを見つけることも難しいでしょう。

つまり、国語の記述力を向上させるためには「問題集をこなすこと」よりも、「自分は何を間違えたのか」を常に意識して問題に取り組む方が大切なのです。

この点を理解できないまま問題集や宿題を解いていても、「その問題は理解したけど記述力が上がった自信がない」から抜け出せず、いつまでたっても初見問題に弱いという弱点が付きまとうことになります。



記述力向上のたったひとつのポイントは「客観視」である

ではそのたった一つのポイントとは何かというと、見出しにもある通り、「客観視」です。

この「客観視」を理解するために、まずは知っておかなければならない事実があります。

それは、
記述問題の解答は問題文を読んでない人にも伝わるように書くという原則です。

以下で具体例を見ていきます。
初めは少し難しいかもしれませんが、頑張って理解してみてください。


例えば次の問題があったとします。(本文はどうでもいいです)

(問)
「砂場は次第に消えていった」とあるが、それはなぜか。答えよ。

これに対して、本文の内容をもとに、以下を解答にしたとしましょう。

(解答例)
砂場は生産性がないと考えられていたため、その上に様々な建造物を作ったから。

ここで、この回答を客観的に見てみましょう。
つまり、本文を知らない人の立場になって見直すのです。(今回は本文などありませんから簡単ですね)

すると、こんな疑問が浮かびませんか?

・砂場は生産性がないと考えられていた ←なぜ?
・様々な建造物 ←具体的には?
・様々な建造物を作ったから ←なんのために?

この例は実際に出題された記述問題なのですが、このような疑問が残る解答はすべて減点対象です。

逆に言えば、これらの疑問を自身で解消しておくことで、点数がぐっと上がる可能性が高いということになります。

このようにして、記述問題の解答は常に本文を読んでいない第三者に伝わるような文章になっていると、解答としての突っ込み要素が圧倒的に減るため、点数が明確に上がるのです。

この原則を理解したうえで、次は記述の勉強方法を見ていきましょう。



記述問題の勉強方法

記述問題の勉強方法は、次の通りです。

①問題を自分で解く
②解説を読む前に自分の解答を客観的に見て、「どういうこと?」「なぜ?」と突っ込める箇所が残っていないか確認し、修正する
③解答を見て答え合わせ

このような順番でやると、記述問題を解くうえで必要な思考力を効率よく鍛えることができ、自分である程度の根拠を持って解答することができるようになります。

理想は解答を書く前に②番を終わらせ、それから解答を書けるようになることです。
そうすれば、解答要素さえ合っていればかなりの得点が見込めるはずです。

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まとめ

今回のまとめです。

記述の解答は、常に「客観的」な視点で書く。
いつも自分の解答をチェックして、「どうして?」「具体的には?」「つまり?」と疑問を投げかけ続けることで文を推敲していく。

この一点を意識して、記述問題の勉強を頑張ってみてください。

皆さんの記述問題の点数が上がりますように。